人と想い
INTERVIEW
02
形には残らずとも、
工事には欠かせない足場づくり。
現場と建築を支える責任と喜びを感じて。
PROFILE
布施 美香子
東京本店
建築部建築課
建築部建築課
2017年 新卒入社
職種:建築施工管理 出身:理系、建築施工システム技術科
大工として活躍していた祖父の影響を受け、大学では建築学を学ぶ。社員一人ひとりの個性を認める風通しのよさに惹かれ、松村組に入社を決意。マンションや食品工場など多岐にわたる物件の現場を施工管理として担当。現在は後輩育成にも力を入れる。
-仕事内容-
仮設や躯体を施工する縁の下の力持ち。
安全性と機能性に配慮して、
工事の基盤をつくり上げる。
安全性と機能性に配慮して、
工事の基盤をつくり上げる。
足場をはじめとする仮設工事や、鉄筋コンクリートの躯体工事の施工管理として、材料手配や現場指示、業者手配などを担当しています。仮設は建物完成後に取り払いますし、躯体は完成した建物の外からは見えなくなりますが、工事や建物の安全性に大きく関わる重要な要素であることは間違いありません。特に足場は職人さんが乗って作業をする場所になるので、仕事のしやすさや機能性にも十分配慮した施工を心がけています。これらの工事は建築を始めるために必要になるので、施工が遅れるとその後の工期にも影響してしまいます。スケジュール管理は厳密に、関係者への指示は明確に。信頼関係を築いてスムーズな施工ができるよう、日頃から積極的にコミュニケーションをとることを意識しています。
-これまで-
これまでのキャリア
コスト意識を持って材料を手配する。
入社3年目に初めて足場の材料を手配したときは、自分で動かせる金額の規模に驚き、大きな責任を感じました。また、コンクリートの手配では発注量をミスすると膨大なロスにつながるため、事前に図面で必要量を厳密に予測。コスト意識を強く持ち仕事に取り組んでいます。
印象に残った仕事
担当した建物が完成した感動は、
何物にも代えがたい。
何物にも代えがたい。
入社1年目のときに外壁のタイル工事を担当しました。建物の周りには外部足場を組んでおり、シートで覆われている状態なので、施工中はタイル面が外から見えない状態だったんです。そして建物は無事完成。外部足場を解体してタイル面が美しい姿で現れた瞬間、自分が担当してきた仕事が形になったことを実感して深く感動したことをよく覚えています。それと同時に、この仕事の責任の大きさを身に染みて感じ、適当な仕事をしてはならないと気が引き締まったものでした。
それからは現場のプロフェッショナルである職人さんに、作業において危険な場所や条件の情報を共有してもらい、事故を起こさない環境づくりに努めています。職人さんは年が離れている方が多いですが、皆優しく、まるで娘のように接してくれて、お互いに信頼関係を築けていると感じています。
入ってみてから感じたギャップは?
誰かが資格を取得したら、あっという間にその情報が会社中に知れわたって、現場の職人さんも含めて皆でお祝いしてくれます。それほど社内でのコミュニケーションが活発で、仲が良いというのは想像以上でした。上司も話しやすい方ばかりで、役職に関係なくごはんに行くことが多いですよ。
-これからの目標-
生産性向上を図るために、
スキルアップとIT技術を活かした業務提案を。
スキルアップとIT技術を活かした業務提案を。
さらなる生産性向上を達成するために、会社支給のタブレットをはじめとするIT技術を積極的に使用し、既定の使い方だけでなく新しい活用方法も提案していきたいです。たとえば、紙の書類やパソコンで作業している業務の一部をタブレットで対応できるようにすれば、現場でも事務処理をこなせるようになり、残業時間の削減につなげることができるでしょう。そのためにも、私たち世代の若手社員が業務のレベルアップを図り、新たな取り組みにチャレンジする姿勢を持つことが大切になると考えています。
次はどんな建築物に携わりたいですか?
スケールの大きな高層建築に携わりたいです。また、設計図から施工図を起こす仕事にもチャレンジしてみたいです。これまで経験してこなかった仕事に挑戦することで、視野を広げてスキルを磨き上げていきたいと思います。
-松村組の社風-
性別・年次に関わらず誰もが輝ける環境。
女性が活躍できる会社だと思います。就職活動では女性の施工管理を求めていないのではと感じる会社もありましたが、松村組はそんなことが一切ありませんでした。管理職クラスの方も新入社員や若手社員のことをよく見て個性を把握してくれており、一人ひとりの強みを尊重してくれる社風だと感じています。また、部署に関係なく上司や先輩社員が気さくに声をかけてくれるので、すぐに会社に馴染むことができたのもありがたかったです。
他の社員を見る