Technology
松村組の技術
04.耐震補強関連
RM耐震補強工法「安震ブロック」
RM耐震補強工法「安震ブロック」は、RMユニットを積み上げて増設耐震壁を構築する工法で、従来の場所打ちコンクリートを用いた増設耐震壁に代わる省力化工法です。この工法は、建物を使用しながら工事を行うことができ、一般財団法人日本建築総合試験所の建築技術性能証明(GBRC 性能証明 第02‐18号 改4)を取得しています。
- 騒音の低減
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定着プレートの接着工法、高流動モルタルの使用で、騒音・振動を大きく低減
- 省スペース
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材料置き場が小さく、脚立作業でスペース要らず、コンクリートポンプ車も不要
- 工期短縮
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型枠脱型や養生要らず。RMユニットを用いて省力化し、工期も大幅短縮
- CO2軽減
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型枠材低減、コンクリートポンプ車不要、バイブレーター不要
工法分類
開口の適用範囲窓・ドア用の開口を設けた増設耐震壁とすることもできます
施工手順
構造性能
フレーム載荷実験をはじめとする各種の構造実験を行い、従来のRC増設壁と同等の耐震補強効果が得られることを確認しました。
従来工法との比較
当社では、既にオフィスビル、学校施設などでRM耐震補強工法の多くの実績があり、実用性は確認できております。
自己圧着ブレース工法
プレストレスを導入した多層バネ要素を材端部に配置したプレキャストRCブレースを既存骨組に設置し、プレストレスの解放によって既存骨組と圧着して一体化を図る耐震補強工法です。平成15年(2003年)に(一財)日本建築総合試験所の「建築技術性能証明 第03-09号」一財)日本建築総合試験所の「建築技術性能証明」を取得しています。
施⼯アンカーがないため、振動・騒⾳がほとんどありません。短⼯期で施⼯することができ、従来のブレース⼯法に⽐べ約10~20%のコストダウンが可能です。従来の枠付き鉄⾻ブレース耐震補強⼯法に⽤いられているあと施⼯アンカーおよび四周枠が不要なため、開放的な空間が創れる耐震補強構法です。