- 配筋検査チェックシステムを現場試行開始! - |
「配筋チェック機能」の照合概略図と検証結果一例 |
1.「配筋チェック機能」概要 | |
「配筋チェック機能」に必要となる設計データは、本研究開発でフォーマット化した配筋設計データベースに格納されます。また、設計値のデータ化はAIエンジンを活用し、設計データを効率的にデータ変換します。 現場では、タブレット端末でチェック位置を指定した後、十字マーカーを画像中心にセットして対象となる配筋写真を複数枚撮影、写真データを処理サーバに送信します。サーバ内でディープラーニング技術と画像処理を用いて、撮影された配筋の径と本数、ピッチ等を算出します。算出結果は、設計との照合を行い、予め設定された管理値に基づき正誤判定を行います。 確認者は、配筋写真上に算出値と共に表示された判定結果をタブレット端末上で確認し、システムが指摘した鉄筋を目視で再確認します。これにより、人とシステムの二重チェックが実現でき、ヒューマンエラーの防止に貢献します。 | |
2.特長 | |
「配筋チェック機能」は、クラウドサーバ内に実装されたディープラーニングモジュールで処理するため、確認者は、十字マーカーとタブレット端末があれば本機能を利用することができます。そのため、配筋作業後、すぐに配筋チェックができ、検査の見落としや検査後の手直し等が防止できます。 また、ディープラーニングモジュールはサーバ上に格納されており、システムの運用中に配筋の追加学習および学習モデルのバージョンアップが容易に実施できます。 | |
3.今後の展開 | |
今後、各社でシステムの現場試行と検証結果の分析を続けながら、システム改良および改善を進めます。また、各社の多様な検証結果の反映、および、学習モデルのバージョンアップによりシステムの性能を向上させていくことで、利用範囲の拡大や様々な状況にも対応します。 さらに、「配筋検査機能」は、来年度早々には現場試行を開始する予定です。 |
※共同研究参画会社(21社) (順不同) | |||
青木あすなろ建設株式会社 | 株式会社淺沼組 | 株式会社安藤・間 | 株式会社奥村組 |
北野建設株式会社 | 株式会社熊谷組 | 五洋建設株式会社 | 佐藤工業株式会社 |
大末建設株式会社 | 髙松建設株式会社 | 鉄建建設株式会社 | 東急建設株式会社 |
戸田建設株式会社 | 飛島建設株式会社 | 西松建設株式会社 | 日本国土開発株式会社 |
株式会社長谷工コーポレーション | 株式会社ピーエス三菱 | 株式会社松村組 | 村本建設株式会社 |
矢作建設工業株式会社 |